国立演芸場十二月中席
◆会場=国立演芸場
◆日時=2010年12月20日(月)13:00開演
△古今亭きょう介 「たらちね」
◇川柳つくし 「健康診断に行こう!」
◇蜃気楼龍玉 「鮑のし」
◇牧田博 キーボード漫談
◇春風亭勢朝 「池田屋」
◇蝶花楼馬楽 「蛙茶番」
仲入
◇花島世津子 奇術
◇柳亭燕路 「夢の酒」
◇大瀬ゆめじ・うたじ 漫才
◇五街道雲助 「付き馬」
きょう介、初めて。志ん橋の弟子。途中、二度ほど言葉に詰まるところがあったが、無事乗り切る。
つくし、最近、「つくし日記」の更新が滞っている様子で、随分寂しい思いをしています。
龍玉、鈴本での真打昇進以来。三度目の「鮑のし」。
博、キーボード漫談といっても、キーボード、殆ど弾かないんですよねぇ。柔道をやっていたというだけあって、体格もいいし、とても元気です。
勢朝の「池田屋」は、もともと地噺なんだけれど、特に今日は、「池田屋」という名が出たくらいなもの。あとは、例によって彦六の話など、あれこれ。
馬楽は、二年ほど前に、同じ国立演芸場で「寝床」を聴いていて、その時も、落ち着いたいい高座だなと思ったのだけれど、今日の「蛙茶番」もとても良かった。若手の、パーパーと五月蝿いだけのものではなく、言葉も明晰で力強く、風情も滋味のあるものでした。
燕路の「夢の酒」も良かった。やっぱり、いい高座というのは、まず、声が大きく、言葉が明瞭であることは、必須条件ですね。そしてその上に、馬楽にしても、燕路にしてもそれぞれの味があります。
ゆめじ・うたじ。うたじ、かなりスリムになっています。心なしか、声も細く、ややかすれ気味。やはりある程度、体格もないといい声も出ないのかもしれない。今日のネタは、初めて聴いた“割り箸料金”。
雲助の「付き馬」も、馬楽と同じに2008年10月に国立演芸場で聴いて以来二度目だが、やはり良いですね! 感想も、その時と全く変わっておりません。静かな哄笑の落語です。
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