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2010.04.04

鈴本演芸場四月上席

◆日時=2010年4月4日(日)17:20開演
  △古今亭折輔 「元犬」
  ◇金原亭小駒 「ぞろぞろ」  
  ◇林家正楽 紙切
  ◇隅田川馬石 「鮑のし」
  ◇橘家圓太郎 「強情灸」
  ◇三遊亭小円歌 三味線漫談
  ◇柳亭左龍 「初天神」
  ◇春風亭百栄 「浮世床(本)」
 仲入
  ◇大空遊平・かおり 漫才
  ◇アサダ二世 奇術
  ◇五街道雲助 「百年目」

上野界隈は物凄い人出。圓太郎の言ではないが、人の波を泳いで鈴本へ。鈴本も多くの客が入っているかと思ったが、それ程でもなかった。半分ほどの入か?
折輔、初めて。歌舞伎役者のような面立ち。口跡もシッカリとしています。
小駒の「ぞろぞろ」は、荒物屋が父娘なんですね。夫婦のものもあるようだが。
正楽。相合傘、一年生、淀五郎、長屋の花見、病気見舞い。今日は、“とりあえずビール”ではなくって、“カレーライス三つ”だった。
馬石、途中までで冗談オチ。馬石、ちょっと、太りましたか?
圓太郎の見事な「強情灸」。メリハリがあって楽しませてもらいました。
小円歌、久し振り。今日は、『老松』、『野崎』、『一丁入り』などを弾いてくれ、客も大いに喜びました。たまにはやって欲しいものです。と思ったら、今日のTVでも『一丁入り』、演っていました。最近、よく演るのかしら。
左龍の「初天神」も個性的。標的を定める時の子供の目!
百栄、マクラで鮨屋がでてきたので、また「寿司屋水滸伝」かと思いましたが。
遊平・かおり、講談で山之内一豊の妻をやりました。
二世、パン時計。
雲助。マクラで、“この芝居は、あくまで六代目圓生に挑むであって七代目圓生に挑むではありませんから。そんなこと言ったら、圓丈さんに叱られます”というようなことを言って笑わせてくれました。しかし、この芝居、つくし日記によれば、当初、川柳に“四月上席夜の部に主任として圓生噺を演らないか”との話があったそうだが、川柳が“出来ない”と断ったそうだ。とすると、雲助が窮状を慮って引き受けたものなのか? 「百年目」は好きな噺で、圓生のCDもよく聴くが、雲助のものも、ほぼ、圓生と同様の「百年目」と思う。ただし、玄白が旦那に“あれは番頭さんではありませんか?”というあたり、省かれていた。私の好きな所なのだが。また、“落人”も番頭は、ちゃんと“おちゅうど”と読んでいた。最後の場面、さん喬のようにも、たっぷりとはやらなくとも、しっかりと泣かせてくれるのです。

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