鈴本演芸場二月上席
◆日時=2010年2月3日(水)17:20開演
△三遊亭多ぼう 「牛ほめ」
◇初音家左吉 「転失気」
◇三増紋之助 曲独楽
◇隅田川馬石 「強情灸」
◇入船亭扇遊 「一目上がり」
◇林家正楽 紙切
◇春風亭百栄 「寿司屋水滸伝」
◇五街道雲助 「町内の若い衆」
仲入
◇大空遊平・かおり 漫才
◇室井琴調 講談
◇アサダ二世 奇術
◇桃月庵白酒 「お見立て」
豆撒きの効果か、大盛況!
多ぼう。独特の語り口に益々磨きがかかってきた感じ。頭も丸めて一段と成長した様子。因みに追い出し太鼓も叩いていた。
左吉。リーゼントの似合う落語界の永ちゃんには「転失気」は、ちとギャップがある。
馬石の「強情灸」は三度目。最近は聴けば聴くほど面白くなる。
扇遊の「一目上がり」、二度目。毎度のことですが、何も言うことはありません。ホント、落語を聴いているという満足感。
正楽。相合傘、お蔦主税、勧進帳、お伊勢参り、バレンタインデー、鬼退治。正楽、バレンタインデーを注文した素敵な女性からチョコを貰っていた。羨ましい。そして、粋な客。
百栄、喬太郎の作。ナンカ、百栄の口調が粘着質だからか、任侠な世界が感じられません。
雲助のオカミさんのなんとも物凄いこと!このオカミさんならあるいは旦那とは長い間疎遠だったのかもしれない。だから、町内の若い衆のお陰というのはあるいは真実なのかもしれない、と想わせるオカミさんではあった。
仲入前に、雲助の音頭で、豆撒き。残念ながら、当方成果皆無。
遊平・かおり、今日は初めて聴くネタだった。スローフード。
琴調、初めて。大岡政談から『人情匙加減』。武張った感じはなく、柔らかな感じ。
白酒。良かったですね!これまでの演者も悪くはないのだけれど、白酒の高座は、たとえこれまでの演者を聴かなくとも白酒の高座一席で、十二分に入場料に値する出来だった!さすがトリです。さすが、常にピークの白酒です。
マクラの相撲芸術協会、そして、森繁久彌、森光子の墓には大いに笑わせて貰いました。
| 固定リンク
コメント