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2009.09.17

鈴本演芸場九月中席

◆日時=2009年9月17日(木)17:20開演
  △三遊亭玉々丈 「たらちね」
  ◇三遊亭たん丈 「穴子でからぬけ」  
  ◇鏡仙三郎社中 太神楽
  ◇三遊亭らん丈 「真田小僧」
  ◇入船亭扇遊 「一目上がり」
  ◇大空遊平・かおり 漫才
  ◇柳家小ゑん 「レプリカント」
  ◇柳家紫文 三味線漫談
  ◇橘家文左衛門 「寄合酒」
 仲入
  ◇ダーク広和 奇術
  ◇三遊亭圓丈 「一ツ家公園ラブストーリー」

玉々丈は初めてかと思ったら二度目。
たん丈、今日のお目当ての一つ。二つ目になったたん丈を早く観たいと思っていた。しかし、今日の高座は、少々ガッカリ。マクラはまたある意味お得意の自虐ネタなのだが、そのネタを対象化できていないから、カラカラと一緒になって笑えないのだ。そして、本題に入っても、まず冒頭、親子三馬鹿の小咄の手順を間違う。それから「穴子でからぬけ」を演ったのだが、途中、“クイズ”に松田優作の“なんじゃい、こりゃぁ”が入り、最後は、相手に鰻も泥鰌も穴子も答えられ、“アナコンダ”と与太郎が言う。努力の跡は大いに見られるのだが、それが結実していないのが大いに惜しまれる。
仙三仙花。今日は二人。仙三が撥を演っているときに二度しくじったのだが、その時に入った仙花の“何度でも演ります!”の合いの手がとても良かった!真面目な顔でオキャン。そういえば、仙三が仙花を“寄席の貴乃花”と紹介していた。そう言われればどことなく似ている。そして、自分の五階茶碗が無事終わった時のホッとした表情を今日も観ることができました。
らん丈は初めて。“一(にのまえ)”“九(いちじく)”は勉強になりました。
扇遊は何も言うことはありません。別格です。
遊平・かおりは相変わらず同じなのだが、今日は何故かしら、可笑しかったですね。大いに笑わせていただきました。
小ゑんのこの噺は初めて。笑いました。客席にもよく受けていました。最後のサゲはなかなか秀逸。
文左衛門のこの噺は以前にも聴いたと思っていたが、生ではないのですね。TVで放映されたのを観ていたのでした。これまで、「道灌」「手紙無筆」と生で観ているのだけど、なんか皆同じような感じなんですよね。
ダーク広和、やはりいいですね。寛げます。どことなく谷垣総裁候補に似ているような。
圓丈。今日の無論お目当て。「居残り佐平次」「茶の湯」あたりも期待していたが、今日のこの噺も大変楽しませてもらいました。“多羅尾伴内”には全く笑いが起きなかったのだけど、今日の客層が若いのかしら? しかし、なかなか素敵なラブストーリーでした。ところで、この噺、CDでは題名が「一ツ家ラブストーリー」と表記されているのですが、定まっていないのでしょうかね。そして、CDでは判らなかったゴムの緩んだジャージーを押さえながらのラジオ体操もシッカリ観ることができました。

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