国立演芸場八月上席
◆会場=国立演芸場
◆日時=2009年8月2日(日)13:00開演
△三遊亭歌る美 「初天神」
◇金原亭小駒 「持参金」
◇古今亭志ん丸 「強情灸」
◇林家彦いち 「睨み合い」
◇内海桂子 ひとりごと
◇三遊亭歌司 「小言念仏」
仲入
◇アサダ二世 奇術
◇五明楼玉の輔 「悋気の独楽」
◇大瀬ゆめじ・うたじ 漫才
◇五街道雲助 「船徳」
歌る美が、しばらく見ない間に、ヘアスタイルも変わり、なおかつ女っぷりが二段も三段も上がって、しかも噺っぷりが三段も四段も上がって、ビックリしました。お得意の三角望遠鏡も見ることができて、私はとても満足です。玉の輔あたりにチョッカイだされないかととても心配です。
小駒も、歌る美のしっかりした高座を褒めていましたが、それはさて置き、私は、この「持参金」をこれほど面白くというか、違和感なく聴くことができたのは、小駒の高座が初めてでした。鈴本では、この演目は御法度みたいですが、この小駒の口演なら、席亭も文句は言えないほどに嫌味もなく、金は天下の廻りものとして違和感なく聴くことができるのではないでしょうか?
志ん丸は、初めて聴きましたが、メリハリがある「強情灸」、楽しく聴きまた。ただ、マクラが長すぎたかなと。
彦いちの「睨み合い」、以前にTVで聴いて面白いなと、思った噺です。
歌司の「小言念仏」は、二回目。「出世豆腐」を聴きたかった。今日のマクラは、一朝がよくやる彦六の戯画化。ほとんど同じ。こういうのって、全噺家の共有財産なんだろうか?
玉の輔の“~ですよ”を久々に聴いた。そして、終わった後の、なんとも気だるい感じも久々に見た。
雲助の「船徳」、何も言うことありません。絶品です! 言葉がありません。「船徳」を語るなら、雲助の「船徳」を聴くべし、ただそれだけです。
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