国立演芸場八月上席
◆会場=国立演芸場
◆日時=2009年8月10日(月)13:00開演
△三遊亭歌る美 「転失気」
◇五街道弥助 「ぞろぞろ」
◇古今亭志ん丸 「きゃいのう」
◇林家彦いち 「青菜」
◇ザックバラン 漫才
◇三遊亭歌司 「風呂敷」
仲入
◇伊藤夢葉 奇術
◇五明楼玉の輔 「宗論」
◇大瀬ゆめじ・うたじ 漫才
◇五街道雲助 「佃祭」
今日は朝から大雨。平日でもあるし、ガランガランかと思ったら、まあまあの入でした。
歌る美は、本当に上手くなった! そして、珍念のなんて可愛いこと! “メガネっ娘”の歌る美も観てみたいですぅ!
弥助の「ぞろぞろ」、とても丁寧な口演でした。
志ん丸の「きゃいのう」、勿論初めて。調べてみると、志ん丸が志ん太時代にニフ亭で口演したものを以前にダウンロードしていた。しかし、珍しい噺を生で聴けて、雨の中を行った甲斐がありました。
彦いち、マクラが前回と同じだったので、また、「睨み合い」かと心配したら、「青菜」を演ってくれました。大変、愉快な「青菜」でした。
しかし、歌る美から彦いちまで、4連続安打という感じです。
ザックバラン、初めて。
歌司、“やきもち”と言うから「悋気の独楽」かなと思ったり、出だしがなんとなく「厩火事」かなと思ったりしていたら、「風呂敷」だった。しかし、歌司、最初に雨戸を閉めるのを忘れたのではなかろうか?
玉の輔の「宗論」は初めて聴く。これも、亡くなっているはずの婆さんが冒頭話しかけられていたように思ったが…。
雲助の「佃祭」は、規範となる口演ではなかろうか。江戸の風情もじっくりと語り込まれ、また、長屋連中の悔やみも丁寧にかつ滑稽に語られ、「佃祭」という噺の佇まいを崩していない。CDには、圓生の『圓生百席』という規範があるが、雲助のライブは、今聴くことが出来る規範だと思う。
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