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2009.07.29

鈴本演芸場七月下席

◆日時=2009年7月29日(水)17:20開演
  △柳家緑君 「道灌」
  ◇初音家左吉 「堀の内」  
  ◇鏡仙三郎社中 太神楽
  ◇隅田川馬石 「安兵衛狐」
  ◇古今亭志ん輔 「宮戸川」
  ◇ペペ桜井 ギター漫談
  ◇春風亭百栄 「尼寺の怪」
  ◇入船亭扇遊 「棒鱈」
 仲入
  ◇ロケット団 漫才
  ◇林家正楽 紙切
  ◇五街道雲助 「つづら」

緑君。初めて。とても早口なのでビックリ。普通は、羊羹を出すところ、カキ氷。ただ、あとでカキ氷というところを羊羹といって、取り繕っていた。
左吉は、去年、国立演芸場で一度聴いているのですね。威勢のいい話しっぷり。楽日に「反対俥」を演ったようだが、これは面白かったかもしれない。
仙三郎仙志郎仙花。仙花、今日も撥を危うく落しそうになり、こっそりと恥らっていた。
馬石で聴く「安兵衛狐」は、初めて。白酒の口演で一度聴いている。白酒のところでも書いたが、この噺、オチが頼りないのだけれど、あまり聴く機会のない噺なので、聴くことができて喜んでいます。なんかしら、馬石の登場人物は人間関係が柔らかな感じがします。
志ん輔、「宮戸川」。お花が二階に上がる所まで。“パーッと弾けましょうよ”と客席を盛り上げようと奮闘していた。
百栄の噺、題名が判らず、『みしのたくかにと』さんのブログで判明(因みに『みしのたくかにと』さんが寄席へ通う回数はとても多く、しかもコメントも的確で信頼しております。ありがとうございます)。しかし、この「尼寺の怪」、『落語事典』にも載っていないんですよね。若い衆が集まって、暇つぶしに百物語でもやろうということになって、夜に蕎麦屋の二階で一人ずつ怖い噺を語り合うということになり、主人公がその夜までに怖い話を大家だったかに教えてもらう。その話というのが、尼寺で泊めてもらったその夜中に木魚の音がするので尼さんのほかに誰かいるのかと聞くと、尼さんは“この寺は私一人だ”という。まぁ、ざっとこんな噺なのだが。師匠の栄枝に教わったのでしょうか?
扇遊の「棒鱈」は初めて。
雲助の「つづら」は、生で聴くのは初めて。CDで無音の所が高座で所作、表情を確認できて、さらにこの噺の面白さが倍加した。

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