鈴本演芸場二月上席
◆会場=鈴本演芸場
◆日時=2009年2月7日(土)17:20開演
△三遊亭歌すみ 「寿限無」
◇古今亭駒次 「大お世継狂想曲」
◇翁家勝丸 太神楽
◇古今亭菊志ん 「唖の釣」
◇柳亭燕路 「粗忽の釘」
◇ひびきわたる キセル漫談
◇春風亭一朝 「幇間腹」
◇五街道雲助 「ずっこけ」
仲入
◇大瀬ゆめじ・うたじ 漫才
◇柳亭小燕枝 「強情灸」
◇ダーク広和 奇術
◇桃月庵白酒 「花見の仇討」
歌すみ、白酒ひとり以来二度目。その時も「寿限無」を演ったのだが、歌すみの「寿限無」はよく聴く「寿限無」とは一味違っていて、とても面白いのだ。寿限無も高速の言い立てで、しかも言い間違いなし!なるほど、髪は、超短髪でした。
駒次は、前座のときに二度聴いている。記憶になし。しかし、今日の駒次は、とても面白かった。戸越銀座で天乃家という駄菓子屋を営んでいる町内会会長が、天皇家になりきっている噺。
勝丸も一度観ているんですね。しかし、これも記憶になし。座布団に座って、ひとりで、演っています。話すのが好きなのか、よく話すのだが、言葉が不明瞭。多少聞し召した客を相手にナイスピッチでした。
菊志んは、あの髪型、なんとかならないのだろうか? 噺をも邪魔していると思うのだが。
燕路は、「やかんなめ」にしてもそうだけど、落語の馬鹿馬鹿しさを本当に真から味わわせてくれます。
一朝は、ホントにかなり痩せましたね!たしかに引き締まってはいるけど、やはり多少は太っているほうが、貫禄はあると思いますけど。
雲助の「ずっこけ」、久し振り。立小便する所まで。しかし、以前、聴いた時は、小便したのは、公衆便所ではなく、塀にしていたように思ったが。
ゆめじ・うたじは、ツカミがいつもの(客は二人以上いて欲しい)だったから、また、ウナギかと思ったが、初めて聴く“四十雀と烏”。
小燕枝。いいですねぇ!余計なクスグリとかは言ってはいないけど、さすが自身得意ネタと言うだけに素晴らしい「強情灸」。あるMOOKのなかの現正蔵との対談で、“自分も若い頃は、いろいろとやっていたけど、自分の性に合わないから、もう今はそういうことはやらない”というようなことを話していたが、まさに落語の王道を征くという感じですね。
ダーク広和、奇術師の中で一番好き!しかし、バックに流れていた寿限無の歌、あれもじつに好い曲。CDで出ているのだろうか?検索してもそれらしきものが見つからなかった。
白酒の「花見の仇討」、初めて聴きましたが、実に良かったですね!大いに笑わせて貰いました。時折、はいるクスグリも相変わらず面白いのだけど、六ちゃん(?)が実に素晴らしかった。
| 固定リンク
コメント