弟子
落語協会の芸人紹介を見ていたら、三遊亭歌る多にまた弟子が増えていた。三遊亭多ぼう。十月下席に前座としてデビューするらしい。多ぼうは、本名が谷口日麻だから多ぼうと名付けたのだろうか。
しかし、落語協会には多くの真打がいるのだが、そのうち弟子がいるのはほんの一握りの者だけだ。いろいろな事情、考えがあって取れない、取らない真打もいるだろうし、取りたいと思っても門を叩く人がいない者もいるかもしれない。そういう意味では、三人もの弟子がいる歌る多は、今の人気・実力を如実に顕しているといってもいいと思う。
最近の歌る多の高座は、ホント、素晴らしいものがある。先日、奉納落語会での「豊志賀の死」を畢生の名演と言ったのだが、あれは取り消します。まだまだ、これからももっと素晴らしい高座を見せてくれるものと期待していますから。
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