落語の名作100
金原亭馬生(十一代目)=日本文芸社
本のほうには興味はなく、附録のCDを聴いてみようと思い借りたのだが、CDに収録されている「笠碁」が滅法面白い。当代馬生のすっとぼけた可笑しさが素晴らしい。
同じ「笠碁」をSONYからも出しているのだが、それよりもこちらの方が格段に面白いのだ。マクラが、SONYのものより幾らか長いけれど、本題は殆ど変わらない。しかし、マクラの、碁会所で碁を打っている客とそれを冷やかす客とにしても、本題の近江屋と相模屋にしても、SONYの方はそれぞれが馬生が演じている役者なのだが、こちらの方は、もう馬生は存在しないんですよね。SONYの方は、台本の読み合わせのような感じがするのだけれど、こちらの方は何回も公演を重ねた芝居を観るかのようなのです。SONYの方の収録が1999年。こちらの方が2006年。成程、それも致し方ないですかね。とにかく、雰囲気が違うのです。
ただ、このCD、惜しいかな、雑音が一箇所入っています。
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