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2008年6月の4件の記事

2008.06.30

落語研究会(第480回)※

会場=国立劇場(小劇場)
◆日時=2008年6月30日(月)18:30開演
  ◇三遊亭歌彦 「谷風情相撲」
  ◇柳家三三 「万金丹」
  ◇春風亭昇太 「茶の湯」
 仲入
  ◇林家正雀 「音曲質屋」
  ◇入船亭扇遊 「三年目」

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2008.06.14

黒門亭(六月第三週)

◆会場=落語協会
◆日時=2008年6月14日(土)15:00開演
  △三遊亭玉々丈 「子ほめ」
  ◇林家ひろ木 「宗論」
  ◇春風亭勢朝 「紺屋高尾」
 仲入
  ◇古今亭菊之丞 「青菜」
  ◇桃月庵白酒 「花筏」

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2008.06.08

人生、成り行き―談志一代記―

立川談志=新潮社
誰かが、どこかで言っていたのですが、一流の幇間は客を前にして殆ど何も喋らないそうです。ただ相槌を打ち相手が話すのに任せる、そして、時折の一言で相手がますます話したくなるように持っていくそうです。そういう意味では、この本における談志の聞き手、吉川さんには、幇間芸の極致を見せてもらった思いです。ただ、ところどころ、ここまで言うか、と鼻白む箇所が無きにしも非ずですが、談志は本当に気持ちよく喋っています。
私は、談志の本をそれほど読んではいないので、あるいはどこかでもう談志が語ったり書いたりしているのかもしれませんが、志ん朝と圓楽が、そして、馬風と小三治が仲が悪いということを、この本で初めて知りました。志ん朝は、圓楽がヘタだから嫌ったそうです。圓楽は、志ん朝を七光りと思い嫌ったそうです。しかしながら、このほかのことは、もう既に談志自身が、どこかで書いたり話したりしたことの繰り返しでした。志ん朝、圓楽等のことも、熱心な談志ファンの方なら疾うに御存知のことかもしれません。ましてや最近は、TVなどでも談志は大いに語っていますからね。そういう意味では、協会脱退事件のことなど、もっと詳しく語って欲しかったですね。政治家時代のエピソードはなかなか面白かったですけれど、これも知っている人は知っている事かもしれません。
最後、第十回の項では志の輔も加わっているのですが、これまで見事な幇間芸を披露していた吉川さんが、志の輔には態度を豹変するのですね。ちょっと傲慢な態度になるのです。ここまで変わるのかというくらいに。“嘘と隠し事とは違うんだよ、志のさん”と言ったり、“録音マイクを触るなよ(笑)”と言ったり。談志も認めている志の輔の力量。志の輔、“なんだ、こいつ、何様だ”と腹わたが煮えくり返っていたのではないでしょうか。
面白さでは、『赤めだか』の方に断然軍配を挙げます。

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2008.06.01

黒門亭(六月第一週)

◆会場=落語協会
◆日時=2008年6月1日(日)12:00開演
  △春風亭朝呂久 「道灌」
  ◇三遊亭窓輝 「権兵衛狸」
  ◇橘家仲蔵 「宿屋の富」
 仲入
  ◇ひびきわたる キセル漫談
  ◇五街道雲助 「つづら」

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