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2008.04.29

五街道Rebirth

<五街道雲助還暦記念落語会>
◆会場=下谷神社
◆日時=2008年4月29日(火)14:00開演
  △柳家小んぶ 「小野小町」
  ◇五街道弥助 「鹿政談」
  ◇五街道雲助 「抜け雀」
  ◇口上=弥助、馬石、白酒、雲助
 仲入
  ◇桃月庵白酒 「宗論」
  ◇隅田川馬石 「風呂敷」
  ◇五街道雲助 「浪曲社長」

13時15分頃に会場に着くと、もうかなりの列。しかし、程なく開場。
小んぶは開口一番、プログラムと違うことを説明。成程、見てみると、プログラムでは、小ぞうとなっていた。深草少将と小野小町の小咄だが、『落語事典』によれば、この伝説を元にした「百夜通い」という噺があるらしい。「小野小町」では、志ん生のマクラで有名な弁慶と小町の小咄もあるから紛らわしいので、「通い小町」と言った方がいいのかもしれない。
弥助の、お裁きをする奉行の姿が、黒紋付の羽織とも相俟って、いいですよね。真打披露が楽しみです。
雲助の「抜け雀」、初めて聴きました。「宿屋の富」でも言ったことだけれど、雲助の落とし噺に最近波長が合ってきて、すごく面白い。登場人物が絶妙の按配なんです。
口上。雲助、無事噺を終えて安心したとかでとっとと高座を降りてしまったが、本来は、座ったまま弟子の登場を待っている手筈だったそうだ。弟子たちの楽しい心温まる祝辞があって、最後に、弟子からの最初で最後の贈物、黒の羽織が贈られた。馬石の見立てだとか。袖を通した雲助、高価な贈物に驚きつつも嬉しそうだった。その後、三本締め。
白酒の「宗論」も初めて聴いたが、面白い!フルバージョンで是非聴きたい。
馬石の「風呂敷」も初めて聴く。ウーン、ちょっと残念。テンポもリズムもなく平板。ただなぞらえているだけのようだった。客席からの笑いも少なし。
雲助、東急ハンズで買ったと言うパーティーグッズの(ややピンクがかった)赤色のチャンチャンコと帽子を身につけて登場。会場から万雷の拍手。噺の間、この格好でいたのだが、噺も面白いが、この格好を見ると、笑いがこみ上げてくる。「浪曲社長」は、CDで聴いた圓歌のものとほぼ同じ。やはり、覚えるだけでも大変なようで、所々忘れていたり、言い間違いもあったが、御座興ということで。
最後に、高座終了後、記念撮影というサービスもあった。Memory02_4

苦言を一つ。女性客が多いからか、トイレは女性専用にされており、男性は下に降りて、かなり歩いた所まで行かねばならなかった。そして、外からの雑音もかなり大きく噺に集中できない面もあった。雑音を遮るために窓を閉め切ると、この日は天気も良かったせいもあり、会場内が蒸し暑くなった。出来れば、次回はこの点、配慮してもらえれば有難い。

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