« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »

2008年4月の6件の記事

2008.04.30

落語研究会(第478回)※

会場=国立劇場(小劇場)
◆日時=2008年4月30日(水)18:30開演
  ◇鈴々舎わか馬 「六尺棒」
  ◇三遊亭歌武藏 「風呂敷」
  ◇桂小米朝 「胴乱の幸助」
 仲入
  ◇林家正蔵 「芋俵」
  ◇柳家さん喬 「干しガキ」

| | コメント (0)

2008.04.29

五街道Rebirth

<五街道雲助還暦記念落語会>
◆会場=下谷神社
◆日時=2008年4月29日(火)14:00開演
  △柳家小んぶ 「小野小町」
  ◇五街道弥助 「鹿政談」
  ◇五街道雲助 「抜け雀」
  ◇口上=弥助、馬石、白酒、雲助
 仲入
  ◇桃月庵白酒 「宗論」
  ◇隅田川馬石 「風呂敷」
  ◇五街道雲助 「浪曲社長」

続きを読む "五街道Rebirth"

| | コメント (0)

2008.04.20

衛星落語招待席

衛星劇場=2005.03.14放映(2003.10.26収録)
月日の経つのは早いもので、こないだマッカーサーが来たと思ったら、もう文朝忌です。18日が命日でしたが、亡くなったと知った時の落胆はやはり大きかったですね。この一年、文朝の新しいCDは出なかったので、これまでに録画しておいた中から「茶の湯」を観る。平成15年10月26日に新宿末広亭で収録されたものだが、その末広亭にぴったりと馴染む文朝のその佇まい。出囃子『外記猿』に乗って出てくるその姿。この高座では、御馴染みのマクラ、“寄席には格言と言うものがありまして、それは何かってーと十月二十六日の客を大事にしろ。今日が偶然その日でございます。もっとも、客席には客席の言い伝えがありまして、十月二十六日に来た客は、その年、七回寄席に来ないと必ず祟りがある。”、そして“月日の経つのは早いもんですなぁ、こないだマッカーサーが来たと思ったら、あってぇ間にもう秋ですから。油断も隙もあったもんではございません。”を二つともに堪能できる。また、定吉が青黄粉と椋の皮を買ってくるところなんか、その場面転換が実に巧みですよね。この「茶の湯」、<極私的名盤十撰>でも挙げているけれど、やはり映像だと例のお茶を飲んだときの物凄い表情も観ることができて実に楽しい。客席からも絶え間ない幸せそうな笑い声。小三治が圓生の「茶の湯」を聴いても面白くもなんともないんだが、文朝のを聴くと面白いんだよなぁ、と何処かで言ってたのも頷けます。まぁ、無い物ねだりをしても詮無い事だけれど、こうして改めて高座を観ているとやはり喪失感を禁じえません。最近、権太楼が時折にこの文朝のマクラを使うのは、当初、パクってんのかとちょっと不快感がありましたが、あれは文朝へのトリビュートなんだろうと今は思っています。

| | コメント (0)

2008.04.13

昭和戦前面白落語全集(東京篇15)

古今亭志ん生=エニー 「亭主関白」他
このCDのタイトルを図書館の新着案内に見つけた時には、欣喜雀躍、拳を硬く握り締め何度もガッツポーズを繰り返した。到底、聴くことはできないだろうと諦めていただけに喜びもひとしおと言うものだ。収録されている演目は、次の通り。
 ①亭主関白②元帳③姉さんの合戦④我慢灸⑤ラブレター⑥夕立勘五郎
 ⑦算術⑧氏子中⑨味噌蔵⑩稽古屋⑪與太郎(計72分)
全部、『志ん生全席 落語事典』に詳しく載っているから、それを読んでもらえばいいのだけれど、簡単に説明しておくと、①②は、所謂「替り目」の前半部分で、題名が違うだけで内容は同じ。③は、「浮世床」の姉川の合戦の部分。④は「強情灸」。⑤は、別名「女給の文」。⑥これを聴きたかったのです。志ん生のナマリのある浪曲の面白いこと!⑦「長屋の算術」ともいう。教養のない店子に大家が算術を教えるという噺。⑧現在所謂「町内の若い衆」。⑨“六分あまりでサゲまでやっている”(保田氏)。⑩濡れた草履を乾す所まで。⑪「金明竹」の前半。
音質は、⑪が雑音がかなりあるが、他は雑音も小さく鮮明に聴くことができる。みんな短くって、それが残念ですが、若々しい志ん生を聴くことができて満足です。

ところで、志ん輔が「夕立勘五郎」をポニーキャニオンから出すという予告が以前にあったような気がしたけど、あれはどうなったんでしょうかね?

| | コメント (0)

2008.04.12

談志狂時代

立川談幸=うなぎ書房
春風亭柳桜の『不死身の落語家』のなかで、足を切断した柳桜が、こんな身体だと皆に迷惑をかけるからという理由で会を抜けると言うと、談幸は“足切ったって喋れるんでしょ、落語。だったら待ってるよ”と言ったというエピソードを読んだときから、談幸という噺家が気になっていた。この本を読んでみて、成程、そういう言葉を掛ける、そういう人だと判った。“鳴かず飛ばずも芸のうち”という言葉を真打になった時に、師匠談志から貰ったという談幸は、「待てば海路の日和あり」「急がばまわれ」「果報は寝て待て」という言葉が自分に合っているとも言う。談幸の真打昇進の挨拶の中で、談志をして談幸は“完璧”な弟子だったと言わしめている。そして、唯一、談志の内弟子でもあった。そしてまた師匠をこれほどまでに愛した弟子もいないのではないだろうか。この本を読むと、師弟の相思相愛が随所に読み取れるのです。
いい人だからといって、いい落語が出来るとは限らないだろう。しかし、私は、少なくとも、いい人ではない噺家の落語を聴こうとは思わない。談幸の高座を機会があれば是非聴きたいものだ。また、志ん朝の告別式を終えて、家に戻って志ん朝の追悼番組を見終わった途端に、自然に涙が流れ出し嗚咽が止まらなかったという談幸の思い出話も、その談幸の人柄と相俟って、私もまた涙が滲んできた。
余談だが、おわりにの項に“立川流 師の悪口で 飯を喰い”という句を書いているのだが、これは本当にそうですね。例えば、落語研究会などで、立川流の噺家を聴くと、必ず談志の話題をマクラにする。そして、それが長い!早く落語をやれ!と言いたくなるのだ。まあ、私も談志のエピソードは嫌いではないので楽しむことは楽しむのだが、太田光などが、どう力説しても今の私にはまだ談志の落語の良さが判りません。これは、永遠に判らないのか?いつか判る時が来るのか?

| | コメント (0)

2008.04.06

落語教養高座江戸大百科9

柳家小三治=キング 「時そば」
この「時そば」、存在は知ってはいたが、ソニーでも出てるし手に取ろうとしなかった。しかし、他に目ぼしいものもなかったので借りてみた。聴いてみてビックリ!その速い事!とくに蕎麦屋を騙した男の語り(騙り)の速い事!後から発した言葉が前に発した言葉を追い越そうとするのだから。以前に小三治の「千早振る」に関して、それがカルロス・クライバーを聴くような爽快感があるというようなことを記したが、その比ではない。暫く前にNHKで放映されたパーヴォ・ヤルヴィが指揮したベートーヴェンのようなのだ。疾風怒濤。精気溌剌。
そして、昭和53年録音のこの盤からおよそ15年後の録音となるソニー盤も改めて聴いてみたのだが、やはりキング盤は随分と速い。ソニー盤は聴いていても違和感も全くない通常の速さなのだが、キング盤はとにかく速い。55年録音のグールドの「ゴルトベルク変奏曲」を聴くかのようでもある。そして、ソニー盤に聴くことができる声の錆び(これは否定的な意味ではない)が、キング盤では全く感じられない。現在も聴くことができるこの錆がこのキング盤では全くなくって、ピュアな声質なのだ。そういう意味でも、このキング盤は、小三治が好きな人には、ひとつのメルクマールともなる一枚かもしれない。ま、これは、古くからの小三治ファンには私如きが言わずともよいようなことかもしれません。
しかし、難儀なことに、速いから爽快だから、そっちのほうが面白いかというと、そうでもないんですよねぇ、これが。ほんとに厄介です。
因みに、他に八代三笑亭可楽の「うどん屋」を収録。

| | コメント (0)

« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »