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2008.04.13

昭和戦前面白落語全集(東京篇15)

古今亭志ん生=エニー 「亭主関白」他
このCDのタイトルを図書館の新着案内に見つけた時には、欣喜雀躍、拳を硬く握り締め何度もガッツポーズを繰り返した。到底、聴くことはできないだろうと諦めていただけに喜びもひとしおと言うものだ。収録されている演目は、次の通り。
 ①亭主関白②元帳③姉さんの合戦④我慢灸⑤ラブレター⑥夕立勘五郎
 ⑦算術⑧氏子中⑨味噌蔵⑩稽古屋⑪與太郎(計72分)
全部、『志ん生全席 落語事典』に詳しく載っているから、それを読んでもらえばいいのだけれど、簡単に説明しておくと、①②は、所謂「替り目」の前半部分で、題名が違うだけで内容は同じ。③は、「浮世床」の姉川の合戦の部分。④は「強情灸」。⑤は、別名「女給の文」。⑥これを聴きたかったのです。志ん生のナマリのある浪曲の面白いこと!⑦「長屋の算術」ともいう。教養のない店子に大家が算術を教えるという噺。⑧現在所謂「町内の若い衆」。⑨“六分あまりでサゲまでやっている”(保田氏)。⑩濡れた草履を乾す所まで。⑪「金明竹」の前半。
音質は、⑪が雑音がかなりあるが、他は雑音も小さく鮮明に聴くことができる。みんな短くって、それが残念ですが、若々しい志ん生を聴くことができて満足です。

ところで、志ん輔が「夕立勘五郎」をポニーキャニオンから出すという予告が以前にあったような気がしたけど、あれはどうなったんでしょうかね?

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