« 柳家小三治Ⅱ-三 | トップページ | 落語研究会(第470回)※ »

2007.08.28

鈴本演芸場八月下席

◆会場=鈴本演芸場
◆日時=2007年8月28日(火)17:20開演
  △鈴々舎やえ馬 「三人旅(発端)」
  ◇鈴々舎馬るこ 「子ほめ」
  ◇林家正楽 紙切
  ◇隅田川馬石 「浮世床(夢)」
  ◇柳亭燕路 「幇間腹」
  ◇三遊亭小円歌 三味線漫談
  ◇林家正蔵 「茶漬えんま」
  ◇桂藤兵衛 「江ノ島の風」(註)
 仲入
  ◇桃月庵白酒 「松曳き」
  ◇伊藤夢葉 奇術
  ◇五街道雲助 「真景累ヶ淵~豊志賀」[20:00~20:46]

やえ馬、「三人旅」の発端、初めて聴きました。とても元気一杯の高座でした。
正楽、線香花火、河童の川流れ、ミッキーマウス、花魁道中、(注文した人の)横顔、これが素晴らしかった!
馬石の寄席でのこの時間帯での演目をどんなものなのか興味津々だったが、良かったですね!まだ若干、長講人情噺にウェートがかかった雰囲気がある風でもあったけれど、滑稽噺も充分に観客を楽しませてくれる高座でした。
小円歌、奴さんだけを観る。踊りに入る前に高座返しの歌る美を弄っていました。18、9に見えるけどホントは…なんて。
正蔵の「茶漬えんま」聴けるなんて!ビックリ!良かったですよ。枝雀のものを聴いてみよう。しかし、正蔵、上方志向なんですかね。
藤兵衛、初めて聴く噺家、そして初めて聴く噺。演目名、判りません。真夏に殿様に水の入ったコタツに入ってもらい雪景色の庭をみせ、江ノ島の朝一番の涼風を駕籠に籠め江戸に届けるつもりが、屁を籠めたというもの。
白酒、特筆すべき高座。今日一番の笑いをとっていた。あれだけのいい間違いを自家薬籠中のものにしてまったく不自然さを感じさせなかった。これは独演会も行かずばなるまい。
雲助、この高座は、名演です。とにかく、前屈みになって新吉に言い募る豊志賀の怖いこと!豊志賀と新吉との二人に絞りきったギリギリの名演。

註:演目は五街道雲助『目安箱』より判明

|

« 柳家小三治Ⅱ-三 | トップページ | 落語研究会(第470回)※ »

LIVE」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 柳家小三治Ⅱ-三 | トップページ | 落語研究会(第470回)※ »