国立演芸場八月上席
◆会場=国立演芸場
◆日時=2007年8月6日(月)13:00開演
△古今亭だん五 「桃太郎」
◇五街道弥助 「子ほめ」
◇マギー隆司 奇術
◇春風亭一朝 「幇間腹」
◇内海桂子 ひとりごと
◇桂ひな太郎 「酢豆腐」
仲入
◇鏡味仙三郎社中 曲芸
◇柳亭燕路 「やかんなめ」
◇林家正楽 紙切
◇五街道雲助 「宮戸川(通し)」
だん五は初めて。志ん五の弟子らしい。たんたんとした話振りなのだがじわじわとおかしみが出てくる。ただ、高座返しは、もし、こみちがいたら注意されていただろう。
弥助は余裕の「子ほめ」。
一朝、マクラは御馴染みの彦六のエピソード。
本来は歌る多の出番だが、ひなた太郎が代演。歌る多も久し振りに聴きたかったのだが残念。しかし、ひな太郎の「酢豆腐」が良かった。ひな太郎が自分でも言っているように、玉三郎似の優男だから、伊勢屋の若旦那がリアル過ぎて、志ん朝のような素っ頓狂さにやや欠ける嫌いがあるのだが、全体として楽しめた。
鏡味仙三郎社中は、仙三郎、仙三、仙花。仙花の一生懸命な表情がやはり好いです。
燕路の「やかんなめ」、久し振りに聴きましたが、くだらないけど面白いですよね。
正楽、今日はいつもの「相合傘」に「線香花火」を切ってから注文に応じる。「弁慶の六法」「縁台に涼むカップル」「暑気払い」「桃太郎」。
お目当ての雲助。そして、お目当ての「宮戸川(通し)」。圓歌のCDで「宮戸川」の通しをはじめて聴いたときに思ったとおりにまさに雲助に持って来いの噺。全体に落ち着いた調子で、よく演じられる「宮戸川」のような滑稽味に勝った噺ではない。後半の芝居仕立ての部分も見応え満点。この噺を聴いて、また浅草界隈を散策したくなった。
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