NW-A808
ここ二、三年検討中だったウォークマンをついに購入した。この機種を買ったのは、私のPCがVAIOであることから、既にsonicstage もインストール済みで多くの落語が録音されているからであるが、もう一つは、この機種に読み仮名変換機能が付いているということが大きかった。それで、早速、志ん生の『名演大全集』全137演目を取り込んでみた。素晴らしい。アルバム、アーティスト、曲をイニシャルで検索できるのだが、ざっと見た限りではあるが、全137演目のうち判断できずに、“etc.”の項目に入ったのが、「搗屋幸兵衛」と「雪とん」。そして、変換を間違えているのが「黄金餅」で“オ”の項目に入っていた。これらは、入力されたときに間違って入力されたのだろうと思い、私が改めて入力しなおしたが、結果は同じだった。この辺は、sonicstageの編集のところでユーザーが訂正できるように改良して欲しいところだ。
また、この機種は、不要になった曲は機器本体では削除することができず、削除予定リストに登録しておいて、PCとUSBで接続した際に、これらの曲が自動的に削除されるようになっている。これが、数曲なら、リストに登録することもそう大変ではないのだが、多数の曲ともなるとかなり面倒。だから、アルバム、アーティストの単位でもリストに登録できるように改良して欲しいと思う。
しかしながら、概ね満足しています。私の場合、この137演目を64kbpsで取り込んで、約2.2Gだった。まだまだ充分に余裕があります。例の志ん五の「蜘蛛駕籠」も入れたが、ホント、これは電車の中では聴けないですね。
まぁ、こういう機器は、まだまだ若い人が購入の中心だろうから、メーカーのほうも、それをターゲットにして造るのだろうから、いろんな機能がそちら向けに考えられていると思う。しかし、これから、高齢者社会になって、今まで電車の中では専ら本を読んでいた方々も次第に読むのが億劫になってくるだろう。そうして、こういうもので落語なり、あるいは朗読された本なりを聞く向きが増えてくると思う。だから、メーカーもそういう方面へも配慮したモノ造りに励んで欲しいものだ。
余談ながら、この機種のアクセサリーの中ではクリアケースは必需品だなと思いました。
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