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2007年6月の7件の記事

2007.06.29

黒門亭六月第五週

◆会場=落語協会
◆日時=2007年6月29日(金)18:00開演
  △古今亭志ん坊 「手紙無筆」
  △三遊亭たん丈 「牛ほめ」
  ◇五街道弥助 「夏泥」
 仲入
  ◇五街道雲助 「よかちょろ」
  ◇桃月庵白酒 「山崎屋」

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2007.06.26

落語研究会(第468回)※

◆会場=国立劇場(小劇場)
◆日時=2007年6月26日(火)18:30開演
  ◇三遊亭きん歌 「幇間腹」
  ◇古今亭菊之丞 「四段目」
  ◇柳亭市馬 「猫の災難」
 仲入
  ◇五街道雲助 「汲みたて」
  ◇立川志の輔 「死神」

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2007.06.25

日本の話芸

NHK教育(2007.06.23放映)
 ◇古今亭志ん五「付き馬」
   収録=イイノホール(2007.04.13)
最近聴いた落語の中で出色の出来。これまで、志ん五を「浮世床」「不精床」でしか知らなかった私自身の不明を恥じています。参考までに志ん朝のものも聴いたが、“七月の槍”というクスグリも入っており、基本的には志ん朝と同じようだ。基本的には志ん朝と同じではあっても、志ん朝の洒脱な感じとは違う志ん五の固有の雰囲気が出ている一席。犬が歩き、しーんと静まった吉原の朝の雰囲気を、知人が話した、錦糸町で遊んで終電に乗り遅れ、カプセルホテルに泊まった翌朝の気分をしみじみと思い出しながら聴く。また、映像のお陰で、図抜け大一番小判型というものが如何に大きいものなのか、想像することができた。
この噺、CDでは、志ん生、志ん朝の親子、そして圓生のものしかないようだが、小三治の新シリーズではカタログに入れて欲しいものだ(因みに第14回の朝日名人会で高座に掛けている)。

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2007.06.20

インターネット落語会(第38回)

落語協会=2007.06.11配信(黒門亭2007.05.06収録)
 2007年6月中席(11日~20日) ホームページ委員会落語会(その2)
  ◇林家ぼたん「金魚の芸者」
  ◇三遊亭ぬう生「手水廻し」
  ◇五街道雲助「子別れ」
ぼたんのこの噺、第444回の落語研究会でも聴いている。たしか、この時は、落語研究会始まって以来初めての女性噺家の登場だった。
ぬう生は、黒門亭で演った「五人廻し」で初めて聴いたのだが、とても良くて記憶に残っている。今回の高座は、マクラがあまり受けていないようだったが、噺は面白く聴いた。頭の長い権助がその長い頭を振り回す様には大いに笑った。
雲助をお目当てに雨の中を出向きながら満員で入れなかったことは以前にも書いたが、マクラで語っているようにこの日は風邪をひいて体調も良くないようだった。また、演じたのも通常の「子別れ」で、いわゆる“三遊の形”ではなかった。残念。

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2007.06.05

寄席の人たち

秋山真志=創美社
この本の奥付を見ると、発行所は創美社、発売所は集英社となっている。普通、書籍の表紙に記されるのは発行所の名ではないのだろうか。ネームバリューを重視して集英社としたのだろうか。
著者の着眼点が良くて、寄席を賑わすいろんな種類の芸人たちにスポットをあてている。基本的に面白く読んだのだが、惜しむらくは、各章に各々その芸の歴史を述べている項目を設けていて、それが読書のリズムを乱してしまうのだ。せっかく、各芸人の越し方行く末を語っているのに、色合いの違う歴史書を読まされているようで興醒めした。どうしても、その歴史を書きたいのなら、別の一書にして欲しかった。しかし、その類の本はもう幾冊も出ている。
この本を読んで、寄席の力というか、寄席に出ることによって、いかに有形無形のものを得ることができるかということを、知ることが出来た。ここに紹介された多くの芸人がそう語っている。そう思うと、巷で評判の落語家は何人かはいても、やはり、立川流、圓楽党には何かが足りないのかもしれない。
小円歌が、高座でよく話している、圓歌に騙されてこの世界に入ったと言うのは、本当なんですね。圓歌の奥さんが入院してから亡くなる頃に、小円歌は圓歌にスカウトされたそうだが、そのあとに入門した歌る多と二人でその当時の圓歌の面倒を看ることになったそうだ。小円歌は、それから暫くは、騙されたという思いを引きずったままこの世界に身を置いていたという。だから、その当時からこの三味線漫談という芸に真剣になって精進していたら、私の芸も今とは比べるべくもないほどに向上していただろうという。しかし、勿論、今は師匠圓歌に感謝しているという。
この小円歌が日本舞踊を習い始めたのが六歳の六月六日だというのだが、あした順子も日本舞踊を習っていて、これもその始めは、六歳の六月六日。何か意味があるのだろうか。そういう決まりごとでもあるのだろうか。単なる偶然ではないでしょうね。
あした順子・ひろし(以前はあしたひろし・順子と表記されていたと思ったが今はあした順子・ひろしなのだろうか)の若い頃の写真も見物だが、なんと順子は、女子プロレスにも出たことがあるらしく、そのときに覚えた首投げが大いに漫才をやる再に役に立ったという。
正楽の章も、高座で見る正楽をそのまま髣髴させるいい文章で、思わず涙ぐんだりする。各芸人のエピソードも豊富で楽しく読めた。もっと、読みたいと思ったものだ。だから、なおさら、余計な文章は省いて、一つのトーンに統一して欲しかった。残念です。

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2007.06.03

インターネット落語会(第37回)

落語協会=2007.06.01配信(黒門亭2007.05.06収録)
 2007年6月上席(1日~10日) ホームページ委員会落語会(その1)
  ◇三遊亭金翔「湯屋番」
  ◇柳家一琴「夢八」
  ◇三遊亭歌る多「悋気の火の玉」
ここで配信されているのは先月六日の高座。私も雨の中、黒門亭まで出向いたのだが満員札止めで入れなかったのだ。それが、こうしてみることが出来るのだから感謝したい。
一琴、以前見たときにはダイエットの成果なのか驚くほど痩せていたのだが、この映像を観たらまた驚くほどに肥っている。むしろ、以前よりも肥っている様だ。「夢八」は珍しい演目で、一つはこれがお目当てであの日は出向いたのだった。調べてみると、CDでは、雀々小南のものが出ているようだ。ナビゲーターの三之助も言っているが、元々は上方のものか。この噺も生で観ないと判らない部分が多いかもしれない。ここで八公が罹っている眠くなって夢を見るという病気は、今で言うと、色川さんが罹っていたというナルコレプシーというものなのだろうか。
歌る多もお目当ての一つだったが、その「悋気の火の玉」が良かった。客席からの笑いも多いように思えた。以前に、TVで観た「町内の若い衆」もいいなぁと思ったのだが、逆に失礼な言い方になるかもしれないが、なまなかな男流噺家より数段いいと思った。自身のブログでジェンダーに関することに言及されていたが、そんなことが問題になるレベルは優に超えていると思う。歌る多で「子別れ」を聴きたいと思う。それも、圓朝が改作したと言う「女の子別れ」を聴きたいと思う。
もう一つのお目当てが雲助の「子別れ」だったのだが、これは配信されないのだろうか。しかし、かえすがえすも生で観ることができずに残念。

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2007.06.01

五代目古今亭志ん生名演大全集47

古今亭志ん生=ポニーキャニオン 「子別れ(中・下)」「水屋の富」
いくつかの「子別れ」を聴いたが、この盤は特異でもあり面白さも格別である。子供の名前が亀ちゃんではなく金ちゃんであること、玄翁ではなく金槌であることは、志ん生の他の盤も同じであるが、鰻屋へは翌日ではなく当日に行くこと、母親から“男の子は男親につくというからお父ちゃんのところに残りな”と言われて、金ちゃんが“嫌だい、お父ちゃんのところにいるのなら、日本に居たくない”と言うところや、夫婦喧嘩の仲裁に入った半公が、自分の所の夫婦仲がどんな風かを長々と愚痴る所とか、金ちゃんが親を一緒にさせるために鰻屋の二階で必死になって、“今日、学校で先生が子供の幸福とは何かについて話してくれた。子供の幸福とは上手いものを食べたり贅沢をすることではなくて、両親が揃っていることだって。だったら、あたいは幸福ではない。幸福にしてくれよ”と言う所などはこの盤が他の盤と大いに違う所であろう。特に、金ちゃんの言う“幸福にしてくれよ”という叫びは涙なしでは聴くことができない。志ん生からこういうセリフを聴くとは思いもしなかった。
この盤は、草柳さんも推薦しているし、また、多くの落語聴きの先達の諸氏からは、何をいまさら、と言われるでしょうが、遅まきながらこの盤を聴くことができて幸せに思っています。

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