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2007.05.13

インターネット落語会(第35回)

落語協会=2007.05.11配信(新宿末広亭2007.04.09収録)
 2007年5月中席(11日~20日) 新真打披露興行=隅田川馬石
  ◇金原亭伯楽「猫の皿」
  ◇五街道雲助「新版三十石」
  ◇隅田川馬石「子別れ」
伯楽の「猫の皿」は、最近御馴染みの演目だが、そのマクラが楽しめた。自身が触れた志ん生や文楽の思い出を語って、味わいのあるものだった。さすがにこの日は自著の宣伝はなかったようだ。
雲助の噺は初めて聴いた。可笑しくって大いに笑いました。以前に志ん輔で聴いた「夕立勘五郎」になんとなく雰囲気が似てるなと思ったら、ルーツは同じらしい。因みにポニーキャニオンからリリースされる志ん輔のCDにこの「夕立勘五郎」が収録される予定だとか。慶賀すべきことです。このネタ、音源がほとんどないですからね(『談志百席』のみか?)。
馬石のこの度の真打披露興行での演目を調べてみると長い噺ばかりをやっているようだ。池袋では一時間にもなんなんとする「文七元結」を演ったそうだが、その心意気や良し、というところだ。大初日では、羽織を脱ぐのを忘れたと言っていたが、そういえば着たっきりの熱演でした。そして、今日は脱がなくても良い噺だと「子別れ」のマクラで言っていたが、噺によってそういうキマリごとがあるのだろうか?『サライ』で雲助が身分等によって着る着物の種類も違ってくると解説していたが、そのようなキマリごとがあるのだろうか?
この「子別れ」も結構でしたが、今度は「芝浜」を聴いてみたい。

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