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2007.04.22

噺家のブログ

落語協会の真打披露興行も終盤に差し掛かっている。私は、新真打がこの披露興行でどんなネタを掛けたか知りたいと思い、ネット上で調べているのだが、浅草、池袋はともに昼の部の興行なので、一般の方はなかなか足を運ぶ時間もないからか、ネットを賑わしているのは主に二つ目の噺家さんのブログばかりだ。そして、その内容はというと、打ち上げで何を食べたとか、何時まで呑んだとか、そして、舞台裏の写真とかいうものだ。たしかに、前座時代に世話になった先輩、苦労を共にした仲間が真打になったのを共に喜び、祝うのは当然のことだとは思う。しかし、この真打披露興行が始まる前に催された真打披露パーティーで、さん喬師匠が、最近は披露興行というものがお客さんへ向けて行なわれているのではなくて、仲間内の打ち上げのために行なわれている風がある、というような趣旨の苦言を呈されていたが、その言葉とは逆にますます仲間内のための披露興行となってはいないだろうか。私たちファンも、できれば自身のブログに口上の舞台の写真を記念に載せたいと思っているのだが、それは禁止されていて、噺家さんのブログには仲間内の写真が多く載っている。今後、寄席、協会はせめて口上の舞台の写真を撮ることを許可するようにサービスしてもらうことはできないものだろうか。ほんの一時の時間でいいのだから。

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