新宿末広亭四月上席
◎真打昇進披露興行
◆会場=新宿末広亭
◆日時=2007年4月3日(火)14:30頃入場
◇川柳川柳 「ガーコン」
仲入
◇橘家富蔵 「長短」
◇大瀬ゆめじ・うたじ 漫才
◇柳家小さん 「替り目」
◇三遊亭金馬 「四人癖」
◇翁家和楽社中 太神楽
◇橘家圓蔵 「寝床」
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△春風亭一左 「寿限無」
◇桂才紫 「熊の皮」
◇マギー隆司 奇術
◇柳家喬太郎 「夫婦に乾杯」
◇五街道雲助 「浮世床」(将棋)
◇柳家紫文 粋曲
◇古今亭圓菊 「厩火事」
◇春風亭勢朝 漫談
◇昭和のいる・こいる 漫才
◇柳家さん喬 「そば清」
◇鈴々舎馬風 漫談
仲入
◇口上=さん喬、小朝、柳朝、一朝、馬風
◇鏡味仙三郎社中 太神楽
◇春風亭小朝 漫談
◇春風亭一朝 「芝居の喧嘩」
◇林家正楽 紙切(相合傘、弁慶、寅さん、入学式、朱鷺)
◇春風亭柳朝 「悋気の独楽」[20:31~20:54]
入場したときには空席もあったが、昼の部終了時には満席。夜の部では最終的に二階席も開く。しかし、立見客までは出なかった模様。
久し振りに、川柳の「ガーコン」を聴く。久し振りに聴くとやはり面白い。一時期、立て続けに聴かされてやや食傷気味だったが。伯楽に負けじと自著の宣伝をやりすぎて時間がなくなり、短縮版の「ガーコン」だった。
金馬の「四人癖」も久し振り。以前にも書いたが、これは本当に音だけでは判らない噺だろう。
和楽、小楽、和助。小花を久し振りに見たかったが。
圓蔵は、円鏡時代のCDを聴くと、その頃からほとんどマクラもクスグリも変わらない。しかし、それもまた立派。
喬太郎の演目、判りません。御存知の方、いらっしゃいましたら御教示下さい。新商品(オヤジが一人でも酒を飲めるようにとツマミが付いた酒)のネーミングの会議で、その夫婦関係を皆から普通じゃないと批判される若手社員の話。
政調会長、勢朝。ゴシップ満載の漫談。
さん喬の「そば清」も久々。その見事な蕎麦の喰いっぷり。
馬風、毎度おなじみのヤツ。
今日は、口上をお目当てに行った。特に、評判の一朝の口上を楽しみに出向いた。確かに良かったのだが、言う方も三回目ともなると鮮度も落ちるだろうし、聞くほうもたとえ初めてでもその内容を知っているとやはり鮮度は落ちる。それは止むを得まい。しかし、柳朝、やはり涙をこらえている風。今日もさん喬の司会。小朝は、忘れられつつある柳朝の名をまた世間に知らしめて欲しいと。馬風は以前のくだけた口上。そして、“一朝懸命にやります”と言って三本締め。
太神楽は仙三郎、仙志郎の二人だけ。仙花もいなかった。小花と二人で営業ですかね?
小朝は、相変わらず巧みな話術。移動中の機内から、ボルトを持って首をかしげている整備士を見て以来、飛行機に乗るのが怖くなったという話には笑いました。
一朝の「芝居の喧嘩」は二度目。噺自体は四度目。中村錦之介の一心太助を観ているようで一朝のものが一番好きです。
正楽。先日の鈴本でも入学式という御題が出ていたが、さすがに全く同じだった。
柳朝。確かに達者で華やか。しかし、その明るさが私には眩しすぎる。演る方にも“オレ流”があるだろうけれど聴く方にも“オレ流”がある。
*喬太郎の演題、判明しました。
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コメント
今興行の、各新真打の演目。
一日=喬之助「締め込み」
二日=我太楼「厩火事」
三日=柳朝「悋気の独楽」
四日=菊志ん「?」
五日=喬之助「池田大助」
六日=柳朝「唖の釣」
七日=菊志ん「長屋の花見」
八日=馬石「明烏」
九日=馬石「子別れ」
十日=我太楼「宮戸川」
投稿: 龍 | 2007.04.11 21:10
新真打の浅草演芸ホール、池袋演芸場における演目
<浅草演芸ホール>
11日=菊志ん「替り目」
12日=喬之助「引越しの夢」
13日=柳朝「お菊の皿」
14日=我太楼「?」
15日=菊志ん「金明竹」
16日=馬石「火焔太鼓」
17日=喬之助「長短」
18日=柳朝「宗論」
19日=馬石「?」
20日=我太楼「?」
<池袋演芸場>
21日=柳朝「鹿政談」
22日=喬之助「子別れ」
23日=菊志ん「?」
24日=我太楼「?」
25日=馬石「居残り佐平次」
26日=柳朝「蜘蛛駕籠」
27日=喬之助「三枚起請」
28日=菊志ん「品川心中」
29日=馬石「文七元結」
30日=我太楼「権助魚」
馬石の「文七元結」には驚いた。聴きたかった!
投稿: 龍 | 2007.05.09 21:28