BSふれあいステージ
NHKBS2=2007.04.10放映(2007.03.19収録)
この番組、今年度からはシブヤらいぶ館というタイトルがBSふれあいステージに変更になったのですかね。しかし、中身は変わりはないようで、相変わらず六人衆も続いているみたい。
今回は、師弟競演ということで、米丸と米福。噺家さんが噺家になろうと決めて師匠を選ぶ場合、どのような基準で決めているのだろう?まあ、大概は自分の好きな師匠の所にいくのだろうけれども、一概にそうとも言えないようなところがあるのかもしれない。あの小三治だって、ソックリに真似できるほどに傾倒していたという圓生の所へはいかずに小さんのところへ弟子入りしている。小みちのように、小三治に断られて燕路に弟子入りしている場合もある。また、その師匠に、もう弟子がいるかどうかで決める場合もあるようだ。米福の場合、寄席で一番客に受けていたのが米丸だったので、弟子入りを決めたと言っている。しかし、新作の米丸の所に行って、古典をやりたいと言うのはどういうことなのだろう。ひとつは、米丸がその師匠の今輔に弟子入りしてからの成り行きをやはり幾らかは知っていて、あるいはそういう米丸だから、理不尽なこともしないだろうとの思惑も米福にあったのではなかろうか?
しかし、そういうことはさておいて、私は米福好きですね。このひとにもフラがあって、噺に雰囲気があります。テンポもよく、元気もあり、聴いていて楽しい噺家さんです。
米丸は、これまでテレビで何度か聴いていてなんだか古臭く、もう一つ楽しめなかったのですが、今回の高座は楽しめました。マクラが現在のことを話しているので、本当の新しい新作かなと思ったほどです。本題に入っても全然古さを感じませんでしたが、30年前から演っている噺だとか。ジョーズのテーマ音楽もなかなか効いていました。ところで、米丸、高座への上り下りでよろけていた様子でしたが、大病の後でもあり気をつけてください。
演目=米丸「ジョーズ」、米福「鰻屋」
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