鈴本演芸場二月中席
◆会場=鈴本演芸場
◆日時=2007年2月16日(金)17:20開演
◇柳家喬之助 「真田小僧」
◇鏡味仙三郎社中 太神楽曲芸
◇柳家さん若 「権助芝居」
◇橘家圓太郎 「親子酒」
◇柳亭左龍 「のめる」
◇大空遊平・かおり 漫才
◇古今亭志ん五 「不精床」
◇五街道雲助 「壺算」
仲入
◇ホームラン 漫才
◇桃月庵白酒 「出来心」
◇柳家小菊 粋曲
◇柳家さん喬 「百川」
久々の寄席。一、二年ほど前とは、ちょっと様変わりした感じ。熟年の奥様方が増えたような気がする。しかし、今日はいただけない客がチラホラ。男女二人ではっきりとわかる声で、喋り捲っている一組。異様に大きな声で笑う女性二人の組。これには、ホームランもタジタジだった。それと、相変わらずのビニール袋のカサカサという音。どうして、噺をしている最中に帰り支度をしなければ気が済まないのだろう、オバ様達は。
今日は、前座なしでいきなり喬之助。三月下席より真打昇進。
鏡味仙三郎社中は、仙三郎、仙三、仙花。仙花が五階茶碗をするときの緊張した顔が好きです。今日は特に鞠二つを間に挟む芸のとき、さらに緊張している様子だった。それが上手く決まったときの安堵した表情。良かったです。また、二の腕の白さも印象的でした。
さん若。もう37歳の由。二つ目に昇進したという所を真打に昇進したと言っていた。噺はもう少し、リズム感が出ればと思う。
圓太郎、親父、カミさんに“生む機械”と言っていた。
左龍、出囃子が鳴ってもなかなか出て来なかったが、なにかあったのかしら?しかし、「のめる」、高座で聴くのは初めて。左龍は、口調も滑らかで、恰幅もよく安心して聴ける噺家。
遊平・かおりも久々に聴いて、笑いました。しばらく立て続けに聴いていたときは、さすがに食傷したが。
正朝の代演で志ん五。「不精床」も、いつものマクラも何度も聴いてはいるのだけれど、やはり可笑しい。
雲助の、マクラでの謎々(?)が頭から離れず、噺に集中できなかった。一番前の客も指を折って一生懸命に考えている様子。一門会、楽しみです。
ホームランは、初めて。今日一番笑いを取っていた。苦労人というオーラがする。演じ終えた後、最前列の客から、御祝儀が。
白酒は、もう何度も「壺算」ばかり聴いていたのだが、さすがに先に師匠が演っているので他の噺を聴けました。「出来心」、楽しく聴けました。
小菊姐さん(こう呼ばせてください)、いやぁ、艶っぽいですよねぇ!今日のお目当ての一つ。最後に、踊りを披露してくれました(奴さん?だったか)。見惚れていて名前を忘れました。
さん喬、あれ?出囃子がいつもの鞍馬獅子と違う、と思ったら、説明してくれました。真打になる喬之助の出囃子を思案中だとか。それで、有力候補の江島生島からのものをさん喬が試してみたとか。優しい師匠です。「百川」は、もう何度か聴いているので、他の噺を期待していたのだが。残念です。8時50分終了。
追い出し太鼓をたん丈が叩いていました。
ところで、最近、ネット上で小朝が志ん生を襲名するという噂が飛び交っているようですが本当なのでしょうか?
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