« 落語研究会(第464回)※ | トップページ | サライ(Vol.19 No.4) »

2007.01.28

ワザオギ落語会(vol.1)

圓丈、喬太郎、市馬、桃太郎、白酒=ワザオギ
国立演芸場 2006年6月17日(土)収録
 ◇桃月庵白酒 「壺算」
 ◇昔昔亭桃太郎 「結婚相談所」
 ◇柳亭市馬 「七段目」
 ◇柳家喬太郎 「一日署長」
 ◇三遊亭圓丈 「夢一夜」
白酒の「壺算」は、何度か生で聴いているし、桃太郎の「結婚相談所」もCDで聴いているし、とも思ったが、このDVD、買って正解でした。なにより、袖で出を待つ演者の様子も収められており、特典映像では楽屋での様子がタップリと収録されている。これが、面白かった。高座へ向かう前に袖で、手拭に何か文字(人?)を扇子で書いてそれを飲み込む喬太郎。前座に湯飲みは出ているかと確認する桃太郎(絶対必要な湯飲みなんですね。しかし、桃太郎はおっかなそう。みんなピリピリしている)。DVD収録のため光量が多くなっている高座で汗をかきすぎると、客が引いてしまうと心配する白酒。終わってから下座、前座にも腰を低くして挨拶しながら袖に引っ込む市馬。自分の前に演った喬太郎が大いに受けていたので、やりにくそうに高座へと向かう圓丈。また、喬太郎、市馬は、鉦も叩いていた。楽屋の様子も面白い。解説で大友さんも書いているが、あまり和気藹々という風ではないのだ。特に、圓丈と桃太郎は、かなり長い特典映像の中で一言も言葉を交わしてはいないのではなかろうか?桃太郎が自身のサイトで、(この日の圓丈が)終わってからあまり受けなかったとぼやいていたが受けようが受けまいがそんなことはいいじゃないか、というようなことを書いていた。この御両人、あまりソリがあわないのだろうか?
勿論、噺自体も面白かった!喬太郎の『東京ホテトル音頭』『東京イメクラ音頭』も聴けたし、市馬の絶品の正蔵の物真似も聴けたし、桃太郎のくだらないシャレは映像を観ながら聴くとまた笑えるし、初めて聴く圓丈の噺も出だしは硬かったが、徐々に調子が上がって面白く聴けた。それに、太田そのさんの御顔も観ることができました。4,800円、充分に元は取れました。

|

« 落語研究会(第464回)※ | トップページ | サライ(Vol.19 No.4) »

DVD」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 落語研究会(第464回)※ | トップページ | サライ(Vol.19 No.4) »