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2006.06.03

金原亭馬生名演集(三)

金原亭馬生=コロムビア 「千両みかん」「品川心中」
このCDも、未所有の演目の「千両みかん」がお目当てで買ったのだが、「品川心中」が、思いもかけない拾い物。以前、ビクターから出ていたものは所謂(上)の部分で終わっているが、このCDでは、54分たっぷりと「仕返し」とも題の付く所謂(下)まで演っている。たしかに、下の部分は噺自体が面白みにはかける嫌いがあるが、「品川心中」を通しで演っている音源があまり無いので、これは貴重だと思う。今まで聴いたCDだと、大抵は、紋日という言葉がでてきたが、このCDでは、この言葉は出てこなくて、移り替えという言葉が出てくる。ニュアンスとしてはどう違うのだろう?
「千両みかん」、ある日突然、なにもかもをも投げ出して人生を棒に振る番頭に共感してしまいます。みかんを手にした店の名を馬生は、千惣(?)と言っているようだが。

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