桂ざこばのざっこばらん
桂ざこば=KK・ベストセラーズ
落語の話は、あまりない。酒のこと、家族のこと、芸能人のこと、等々、ざこばの身の回りに起きた事件について語った“大阪を元気にする”というコンセプトの本。そういう意味では、それなりに楽しめました。白浜コンパニオン事件、沢島忠監督の話等も面白かったが、あとがきにある、ざこばが内弟子時代にタチの悪い皮膚病にかかって、苦心して背中に薬を塗っていたら、師匠米朝が“どないしたんや? 薬こっち貸してみぃ、ワシが塗ったる!”と言って、“早よ良うなるんやで!”と丁寧に塗ってくれたという話には泣けました。
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