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2006.05.30

柳家さん喬3

柳家さん喬=ソニー 「唐茄子屋政談」
2005年7月16日の収録。小さい声と大きい声との幅がかなりあり、その小さい声の方がボリュームを上げないと聞き取りにくいことがある。情景描写に奥行きを持たせるために、さん喬自身、声にもピアノからフォルテまで駆使したのだろうか?
さん喬のこの噺、初めて聴くのだが、さん喬らしい人情味溢れたもので、倒れた徳三郎の唐茄子を売ってやる男の“いい叔父貴だなぁ。俺にもそういう叔父貴が一人でも居ればなぁ”というセリフは、寡聞にして初めて聴くが、さん喬らしい演出だと思う。また、徳三郎が叔父に売上金が無い訳を話す件は、一つの芝居を観るかのようです。
どうでもいい事が一つ。マクラで、志賀直哉の名をシガナガヤと言っている様にも聞こえたのだが。
解説は、長井好弘氏が書いているのだが、この方、ちょっと、自分の話が長すぎはしないか。そして、事あるごとにY新聞社と必ず触れるような気がする。

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