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2006.04.22

落語特選35・林家三平

林家三平=ビクター 「源平盛衰記」「三平グラフィティ」
今から15~20年ほど前に収録されたものか。今と比べて、やはり、声に力があり、テンポも速い。「大工調べ」の啖呵など、今ではもう無理だろう。しかし、今の小三治の、考え考え話す、言葉と言葉の間に暫し間が空く、そういう高座が面白い場合が多々あるものだから、始末が悪い。そういう高座を雰囲気ごと収録すると言うのは、至難の業ではあるだろうけれど、是非、商品化して欲しい。特に、SONYさんには、『歌ま・く・ら』もいいけれど、シリーズに収録されていない「二番煎じ」「鰻の幇間」など、朝日名人会で演っているものが幾つもあるのだから、それをCD化して欲しいものです。
 「小言念仏」=“どじょう”と“なんまいだ”を逆にいうところまで。
 「大工調べ」=与太郎が啖呵を切るところまで。
 「野ざらし」=ささった針を外すところまで。

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