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2006.03.05

今夜も落語で眠りたい

中野翠=文春新書
中野さんの本は、『ウテナさん祝電です』以来、出版されると必ず読んでいるのだけれど、その中野さんが落語について書いたというのだから、すぐに買って読みました。最近の落語ブームとやらに乗って幾種類もの落語入門書みたいなものが出ているけれど、そのなかで、この本が一番ではないでしょうか?素人としてのスタンスを保って自分の落語享受史を語っています。佐平次は、「付き馬」や「鰻の幇間」の登場人物とも同一人物なのではないのかとか、山口百恵は現代の幾代太夫であるとかいう指摘は、とても共感できます。

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