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2006.03.25

きく知る落語

JTBパブリッシング
まぁ、やはり大筋では既出の『落語ワンダーランド』『みんなの落語』と相似。その原因はそのいずれにも瀧口雅仁とかいう人が関わっているからだろう。でも、どうしてこの手の本には必ず着物を着て寄席に行こうとかいう特集が組まれるのだろうか?
ただ、このMOOKは、さん喬と喬太郎の師弟対談、そして、上方落語の特集記事、この二つは素晴らしかった。読み応え充分でした。特に、次のような箇所のさん喬の言葉は芸談として記憶に残るものです。

さん喬 自分の中では「棒鱈」をやって一つ上へいけて、「井戸の茶碗」をやって、また一つというものですね。それに「井戸の茶碗」は志ん朝師匠のを聴いて、噺家になりたいと思ったきっかけの噺ですから。ある時、さん喬の「井戸の茶碗」はいいけど、女が出過ぎるって言われたことがあって、それで「勝った!」と思ったの。だって、あすこの娘はひと言しかいわないんだから。

一昨年、さん喬の「井戸の茶碗」を朝日名人会で聴いて涙が止まりませんでした。この話を聞くとそれも頷けます。

*蛇足ながら、42頁の一段目のさん喬の発言のなかの“うん。うちの師匠(八代目桂文楽)だったり”とあるのは誤植でしょうね。
*柳家三太楼が師匠と喧嘩して破門されたとのことだが、真偽の程はどうなんだろう?

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