鈴本演芸場五月上席
◆会場=鈴本演芸場
◆日時=2005年5月10日(火)17:00開演
△柳家さん作 「子ほめ」
◇翁家和楽社中 太神楽曲芸
◇古今亭菊丸 「幇間腹」
◇林家たい平 漫談
◇三遊亭金馬 「四人癖」
◇昭和のいる・こいる 漫才
◇三遊亭歌之介 漫談
◇柳家さん喬 「ちりとてちん」
仲入
◇柳家三太楼 「野ざらし」
◇林家正楽 紙切
◇柳家権太楼 「芝浜」
4時に鈴本へ行って並んだが、20人ほど。さすがに、あわてて並ぶほどの入りではなかった。けれども、宮城からの中学生の修学旅行生の団体が入ったりして、8割ほどは入ったか?
並んでいたら、昼席を終えて、スーツを着た正蔵が出てきた。しゅう平、種平等の取り巻きを連れて。そのあとから、鏡味仙三郎、仙三、なども出てきた。打ち上げで近くの飲み屋に行くのだろう。正蔵の表情は、疲れてるようだった。打ち上げも仕様がなく行くと言う感じだった。
たい平、さすがにその修学旅行生を噺のタネに快調に喋る。
金馬の「四人癖」、初めて聴く。なるほど、音だけでは判らない噺。しかし、金馬は、さすがに古い噺を良く知っていて良く演る。
昭和のいる・こいる、笑いました。この人達も大体、話はいつも同じなんだが、いつ聴いてもおかしい。年配の人達は若干引き気味で、若い人達のほうに受けてるんではなかろうか? 今日は、三橋美智也、春日八郎、東海林太郎、岡晴夫の歌がドンドン出た。
歌之介、毎度の漫談。食傷気味。しかし、受ける。特に年配の女性に。
さん喬、この噺、前にも聴いたような気がしたが、CDでだったかな。表情も、そして、ほんのちょっとした言葉。下手な義太夫も、サビには涙が出る。さん喬が出たときに制止するまで拍手が続いたのも、聴き終わって中学生たちにも、その理由が判ったんじゃないだろうか。
三太楼の「野ざらし」初めて。鼻に針が刺さり、糸から針を外すところまでだったが、扇辰のよりは好きだな。
お目当て、権太楼の「芝浜」。寝てるのを起こされる導入部はなし。このパターンなのだろうか? 後半、カミさんがホントのことを明かす件、やはり、涙が出る。目頭を拭っている女の人もいる。権太楼は泣き顔が上手い。しかし、マクラでも気を遣っていたが、やはり中学生の団体がいたのは、ちょっと、やりにくかっただろう。
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