鈴本演芸場五月上席
◆会場=鈴本演芸場
◆日時=2005年5月2日(月)17:00開演
◇翁家和楽社中 太神楽曲芸
◇古今亭菊丸 「人形買い」
◇橘家圓蔵 「不精床」
◇三遊亭金馬 「豆屋」
◇昭和のいる・こいる 漫才
◇三遊亭歌之介 「爆笑龍馬伝」
◇柳家小三治 「二人旅」
仲入
◇柳家三太楼 「四段目」
◇花島世津子 奇術
◇柳家権太楼 「二番煎じ」
特別興行【鈴本新緑寄席】
開場前から行列。場内、ほぼ満員。
前座なしで、翁家和楽社中から始まる。
菊丸の「人形買い」、人形二体を持って長屋に戻るところまで。高座が終わって剽軽な表情をして戻る。この噺家さんも好きだ。
圓蔵、噺が終わって演目名を言うときに“あれ、なんて言うんだっけ?”なんて、言っていたが本当だろうか?
金馬が座って暫くすると、僕の右前の年配の客(五月蝿い客だった)が“お笑い三人組!”と大声で言った。金馬は一瞬絶句して“お客さんも古いねえ”と取り繕っていたが、終わったら、いつもは立ち上がってからも客席に礼をするのに、この時は礼もせず、ムッとした表情で楽屋へ消えた。
歌之介、座るなり“後がまだ入っていないので、長くやらなければならない”と言う。この噺、何度も聴いてるからなあ。しかし、客はよく笑う。隣のオバサンなんぞ、ハンカチで何度も涙を拭っていた。小三治、到着とのことで引っ込む。
小三治の「二人旅」、初めて聴く。扇橋では何度か。サゲまではいかなかった。
仲入で、三太楼がTシャツを売っていたので買う。
その三太楼、「四段目」。しかし、幸四郎と吉右衛門が仲が悪いと言うクスグリは九代正蔵も演っていたが、皆、演るのかしら。
世津子、内容はいつもと同じだが、客が多いから気分がいいと。
権太楼、やはり面白い。黒川先生のくだらない川柳には笑った。
十日間のネタは以下の通り。
①疝気の虫
②二番煎じ
③火焔太鼓
④らくだ
⑤佃祭→井戸の茶碗
⑥代書屋
⑦笠碁
⑧茶の湯
⑨文七元結
⑩芝浜
*⑤の変更は、JR西日本の脱線事故に配慮してとのこと。
鈴本へ行く途中、落語協会辺を通っていたら、喜多八が自転車で走ってきた。この前、自分でも言っていたが、ホント、よく屯してるんだな。そういうところも好きです。
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