黒門亭五月第一週
◆会場=落語協会
◆日時=2005年5月6日(金)18:30開演
△三遊亭たん丈 「無学者」
◇五明楼玉の輔 「宮戸川」
◇柳家さん福 「だくだく」
◇柳亭市馬 「茗荷宿屋」
初めての前座さん。名前を言わなかったが、玉の輔のマクラで判る。玉の輔の言葉もはっきり判らなかったので、それをヒントに落語協会のHPで調べてみると、圓丈の弟子でたん丈というそうだ。去年42歳で入門したそうだ。圓丈も言ってるけど、朴訥で真面目そう。
玉の輔も、久しぶりに聴いたけど、悪くないなと思い始める。この人の口癖で、ですよ~、と言うのが頻出する。
さん福は初めて。この噺も初めて。噺家さんも、噺も、両方共に良かった。声は良く通るし。やはり、いろんな噺家さんも実際に聴かないとダメだな。
今回は、市馬の「茗荷宿屋」をお目当てに行ったのだが、『落語事典』で前もって調べた感じではもっと短い軽い噺かと思ったが、それなりに長さはあった。市馬も、え~、ね~、と言う口癖が頻出する。マクラで、先代正蔵の思い出話。寄席では、通常、持ち時間が15分あるのだが、正蔵は5分しか話さなかったと。出に5分、下がりに5分掛かるからだと。茗荷という名の由来は、釈迦の弟子でハンドクというのが、いつも自分の名前を忘れるので、自分の名前を書いた幟を背中に背負っていた。そのハンドクが死んで、その墓に生えたのがミョウガ。それで、ハンドクが名を荷っていたから、茗荷となった。
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