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2005.04.19

鈴本演芸場四月中席

◆会場=鈴本演芸場
◆日時=2005年4月19日(水)17:20開演
  △柳家生ねん 「桃太郎」
  ◇柳家三之助 「初音の鼓」
  ◇翁家和楽社中 太神楽曲芸
  ◇入船亭扇好 「浮世床(夢)」
  ◇三遊亭歌武蔵 「新聞記事」
  ◇柳家さん喬 「天狗裁き」
  ◇あしたひろし・順子 漫才
  ◇入船亭扇橋 「つる」
 仲入
  ◇柳亭市馬 「五月幟」
  ◇アサダ二世 奇術
  ◇入船亭扇辰 「野ざらし」

今日は、文朝の亡くなったことを聞いて落語を聴きたくなり鈴本へ行った。期待していたけれども、文朝のことは一言もなかった。けれども、扇橋の「つる」は、文朝への手向けの『噺』ではなかったのか? 「つる」は、文朝が演っているのを聴いたことがあるけれど、扇橋が演ったのは初めて聴いた。また、マクラでも、丈夫で長生きが一番というようなことを言っていた。文朝へのオマージュの一席だと思いたい。
扇辰は、「紋三郎稲荷」などを聴いた印象では、若いらしいのに渋くて落ち着いた噺家だという印象を持っていた。けれども、今日の「野ざらし」は、イメージが大きく違った。この噺は、確かに頭から尻まで騒々しい噺なのかもしれないけれど、テンションが上がりっ放しで少々、聞き手が疲れる。扇辰の表情もそうだ。なんだか、一本調子。サゲは、幇間(太鼓)だからバチがあたったんだ。
客の中に、若い男で胴間声でよく笑うのがいた。笑うことで、俺は通家なんだと、誇示しているようで、うるさかった。
扇辰も、これら馴染みの客に合わせたのだろうか?
市馬の「五月幟」、初めて。

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